2007年3月6日付け
「竹は私、私は竹」――。竹は、地上の凛とした姿とは異なり、土の中の根っこはびっしりはびこる雑草のような生命力がある。
画家の八十山和代さんは、「竹の外見に自分の姿、地下茎に自分の精神を感じた」と語る。
二〇〇八年に開催する予定の個展は和代さんのサンパウロ市到着時には、場所は勿論、開催可能であるかも不明だった。
ポルトガル語もままならない和代さんが、わざわざ日本から一人で来伯。数日後には、あれやこれやと、見事に日時や場所を取り決めた。
「自分が動かな、誰がやる」―。二〇〇八年の百周年のために動こうと活動しているバステンセ。
死ぬ気になれば何でも出来る!交通事故以来、恐いもの無しの彼女の活発さと実行力。百周年を前にしたコロニアとしては見習いたいところ。 (来)