2007年3月7日付け
【エスタード・デ・サンパウロ紙六日】リオデジャネイロ市のファベーラで五日早朝、警官隊と麻薬組織団の間で銃撃戦となり、十三歳の少女が流れ弾で死亡した。
サンパウロ市モエマ区の目抜き通りで先月二十八日、銀行襲撃団の放った銃弾の流れ弾でやはり十三歳の女子が重傷を負い、命を取り止めたものの後遺症で車椅子生活を強いられるという事件が発生した矢先で、流れ弾の脅威に市民の不安が広がっている。
事件はヴィラ・イザベル区の通称ファベーラ・ドス・マカコで五日午前七時半ごろ発生した。麻薬取締りのためにパトロールしていた軍警隊と組織団との間で銃撃戦となった。犠牲となった女の子は二歳の妹を託児所に預けて帰宅途中の路上で胸部に被弾、病院に収容されたが四〇分後に死亡した。銃撃戦で組織の十六歳と十七歳の少年二人も被弾して死亡した。