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伯の農業情勢に変化=先進国のエタノール生産で

2007年3月7日付け

 【エスタード・デ・サンパウロ紙二月十四日】地球温暖化と米国のエタノール生産で、ブラジル農業に情勢変化が起きている。米国の大豆生産者が作付面積を七・四%減らし、エタノール用のトウモロコシ栽培に変更した。そのため中国向け米国産大豆の輸出が、減少する見込みとなった。
 中国は二〇〇六年、ブラジルから一一六〇万トンの大豆を輸入した。米国から一〇〇〇万トン、アルゼンチンからは六〇〇万トンを輸入した。この割合は大きく変わる。
 ブラジルの生産者は、先進国のエタノール生産で有利なインパクトが農産物輸出に起きると信じていた。だから米政府の多額の農業補助金を怖れることはないし、補助金廃止のためFTAA(米州自由貿易地域)で米政府とケンカすることもないと思っていた。
 ブラジル農業は生産物をバイオ・エネルギーへシフトし、国際市場と国内市場で上手に手綱を取れば、補助金問題を解決できると踏んでいた。さらにフランスやイタリアなどの欧州で起きた天候異変が、米国でも起きるとみている。
 ブラジル政府は、そのため砂糖輸出を縮小し、エタノール生産に切り替えるよう生産者に進言した。そうすれば砂糖が値上がりし、エタノールも有利な価格で輸出できるとみている。

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