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地すべりで14家屋全壊=さらに70軒に避難命令=サンパウロ州

2007年3月8日付け

 【エスタード・デ・サンパウロ紙七日】サンパウロ州リベイロン・プレット管内モンテ・アルト市で六日、地すべりが発生、民家十二軒と商店二軒の計十四家屋が土砂に呑み込まれて全壊した。
 さらに七〇軒が危険にさらされているため避難命令が出されたことで、人口五万人の同市はパニックに陥っている。地すべりでトラックとバイクがそれぞれ一台、トラクター二台が土砂に埋まった。約二〇〇人の被害者および避難者は、親戚のもとや市営体育館に収容された。ケガ人はなかった。
 被害者によると、数日前から崩壊の兆候が顕著となったものの、問題は二十年前の宅地造成の時点から表れていたという。市当局では、宅地造成の際に地質調査が行われずに住宅が建築された疑いが濃いとみて、原因を調査している。