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東西南北

2007年3月8日付け

 ルーラ大統領は州知事会議の席で、オシャベリなパライーバ州のリーマ知事に「おまえさんの髪は見苦しいから、ネーヴェス知事がどこで散髪するか聞いてごらん」といった。同知事は「州財政が苦しくて散髪できないんですヨ」。ネーヴェス知事がすかさず「私の所も苦しいので、リーマ知事みたいにボサボサに伸ばそうと思います」。
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 ジョビン連邦最高裁前長官は六日、ブラジル民主運動党(PMDB)党首選挙への出馬を断念したことを正式に表明した。政府の介入があり、大統領は対立候補のテメル氏の再選を望んだと理由を説明。テメル氏は再選にさらに一歩近づいた。
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 リオデジャネイロ市北部のファベーラ、アレモンで六日、市警と軍警約三六〇人が合同で麻薬組織の摘発作戦を実施。その際に銃撃戦となり、市警一人と組織構成員四人が死亡、少なくとも九人がけがした。けが人のうち四人は一般市民で、流れ弾に当っての負傷だったが、命に別状はないという。
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 警察は六日、サンパウロ州など三州で積荷を強奪していたグループを摘発し、八人を現行犯逮捕した。被害にあったのは食料品や電子製品が多く、同グループは九十日間で一八〇〇万レアル以上を荒稼ぎしていた。
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 野良犬を救った代償は死―。サンパウロ州カンピーナス市で三日夜、道路を通るたびに野良犬に吠えられていた兄弟二人(22、29)は、一人がかみつかれたのをきっかけに犬を殺すことを決意。ところが近所の画家(41)が止めに入ったため、首を拳銃で撃ち、心臓をナイフでひとつきにして画家を殺害した。二人は犯行直後に逮捕された。