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機内への液体持ち込み禁止へ=テロ対策、伯空港でも全面実施

2007年3月9日付け

 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙三日】四月一日から飛行機の国際便での機内持ち込み手荷物で一〇〇ミルリットル(〇・一リットル)以上の溶液の持ち込みが全面禁止となる。民間航空庁が規制したもので、外国とくにEU諸国の一部では昨年末から実施している。
 発端となったのは昨年八月、英国当局が飛行機爆破を計画していたテロ集団を検挙したことにある。テロ集団は爆薬の基となる溶液を機内に持ち込み、混合して爆薬に仕上げようと計画していた。この事件が発覚して以来、溶液の機内持ち込み禁止が広がった。ブラジルでも一部の外国航空会社が実施していた。
 規制の対象となるのは衛生用品や化粧品の類で、液体のほかジェルやねり粉、エアーソールなども含まれている。国際便に限られているが、国内便でも搭乗待合室が国際ロビーになる場合も対象となる。また使いかけの品物でも〇・一リットルの容器に入っていると没収される。
 対象外となるのは〇・一リットル以下の容器、あるいは二〇センチ四方以内の透明プラスチック容器のものとなっている。このほか、医師の処方つきの医薬品、小児用の食事や飲料、特別ダイエット品、免税店で購入した商品などが対象外となっている。