2007年3月9日付け
【エスタード・デ・サンパウロ紙一日】パラグアイの自由市場に出掛けて商品を仕入れるサコレイロ(買い出し商人)と呼ばれる人らを乗せたバスが襲われ、乗客四十人が着物を剥がれて裸にされるという追剥まがいの強盗事件が発生した。
チャーターされたバスは二十七日夜、サンパウロ市三月二十五日街を出発した。十五分ほど走行しラポーゾ・タバレス道にさしかかった所で、乗客のうちの四人が強盗に早変わりした。四人組は携帯電話や腕時計を奪った後、所持金を奪うため全員に服を脱がせた。中には三〇万レアルを奪われた男性も。また一人の乗客はバスの座席の間に五〇〇〇レアルを隠そうとして見つかり、ピストルの台尻で殴られ、負傷した。犯人らは乗客を貨物室に閉じ込めて逃走した。
乗客らはパトロール中の警官により解放されたが、バスのカーテンを身にまとう哀れな姿に。