2007年3月14日付け
「十年ひと昔と申しますが…」、とこれは、式典等のあいさつでよく聞かれる前口上の一つ。
でも十年は長いな、先日聖郊にとあるカラオケ大会を訪ねた際に感じた。戦後移住者であるカラオケ指導者がはじめた大会の十周年だった。
週末になればあちこちでカラオケ大会が開かれていると聞いてはいたが、実際に二百人から出場する盛況を目にするとやはり驚く。
全伯○○とか、○○紅白とかいった催しに比べれば小さな大会。でもそれを休むことなく十年続け、記念に地元福祉団体に寄付をする。教え子たちが教師を祝う姿は、十年の歩みの確かさを感じさせた。
こんな大きな花束もらったことないよ、と笑顔を見せる教師。その顔を見ながら、現在のカラオケの隆盛も、こうしたそれぞれの活動に支えられているのだなと思った。 (ま)