2007年3月15日付け
JICAとサンパウロ州軍警察は地域の安全対策の一環として、交番制度の導入を各地で進めているが、是非とも、サンパウロ市リベルダーデ地区でも交番の設置が検討されてほしい。
というのも、強盗などの被害に遭う人が後を絶たないからだ。来年の移民百周年で日本から多く人が来伯することを考えれば、早急な安全対策が必要だ。
一月にサンパウロ市のモデル交番を取材した際、日本並みの設備を整え、地域と密着した活動で、管轄区の犯罪率が実際に低下しているとの話を聞いた。
交番の設置・運営は地域の自治体が経費を捻出する必要がある。そのため実際に交番を設けるとしたら資金的な課題が生じるのは事実だ。
しかし、リベルダーデは日系社会の象徴ともいえる場所。日本からの訪問客が安心して歩ける街にできるよう、交番設置案が一つ具体化されてほしい。(泰)