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大耳小耳

2007年3月16日付け

 リベルダーデ地区の道角にある道路名を示す看板が、きれいに生まれ変わっている。この新しい看板は白いプレートに大きく黒字で道路名が記されており、遠目で見てもわかりやすい。青いプレートに小さく道の名前を書いていた以前のものより、見た目もずっといい。この看板取り替え工事は、サンパウロ市全体で進められているようだが、まだ途中のよう。こうやって、サンパウロの街が少しずつ住みやすく変わっていくのはいいことだ。
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 サンパウロ市に「Expresso Tiradentes」(通称フラフィーラ)が開通した。まずはサンパウロ市セントロ区のドン・ペドロ二世広場(メトロ駅に接続)から南部のサコマン・ターミナルまでの八キロ半の区間だ。電車ではなく、バスが専用通路をつなぐ新交通機関で、値段は二・三〇レアル。将来はサンマテウス、シダーデ・チラデンテスまで伸びる予定。こっち方面に住んでいる人は、ずいぶん便利になるだろう。これもやっぱり、選挙のたびにのびるのであろうか。
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 静岡新聞の報道によれば、日本の総務省が八日、外国人住民の急増により新たな財政負担が生じている自治体を対象に特別交付税を配分することを決めた。これまでも相談窓口設置等の外国人向け施策を対象に配分されていたが、今回、就学前・不就学児童への日語講座、外国語の防災対策、入居支援などを追加。日系ブラジル人が多く住む浜松市、磐田市のある静岡や愛知、岐阜など、対象となる自治体は十七都県の約七十市町となる見通しだという。