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豪雨で都市機能が麻痺=今年に入り3番目の規模=サンパウロ市
2007年3月20日付け
【エスタード・デ・サンパル紙十七日】十六日午後にサンパウロ市を襲った集中豪雨で又も市内の機能が麻痺する事態に陥った。午後七時には渋滞が一八三キロに及び、過去最大に達した。八十五カ所で出水、四十一カ所が通行不能となり、浸水などで六十人が身動きがとれず孤立した。
北部のビル内で寝ていたホームレスが浸水した雨水に流されて消防に救助される一幕も。コンゴーニャス空港では滑走路が水びたしとなったため、三度にわたり閉鎖され、二六五便のうちの二三・八%に相当する六十三便に遅れが生じた。
午後四時から七時の間、市内で平均三九・九ミリの降雨があり、今年に入り三番目の豪雨となった。この雨量はこれまでの三月の降雨平均(一六〇ミリ)の二五%に相当する。今年の降雨は二月七日の四六・五ミリが最高だった。