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佐藤副領事が帰国=後任の梶谷さん着任=在聖総領事館

2007年3月22日付け

 サンパウロ総領事館の佐藤博文副領事(戸籍・国籍担当)が任期を終え帰国することになり、二十日、後任の梶谷健二郎副領事と本紙を訪れた。
 佐藤副領事は法務省民事局からの出向で二〇〇四年三月に着任。三年間の任期中の印象的な出来事として、出張領事業務で地方を訪れた体験を挙げる。この一年間で訪れたのは約二十カ所に上る。「二重国籍の方や、日本語が書けない方もいます。実際に見て考えることが多かった」と同領事。「適切な業務を行っていくためには、今後違う形のサービスも必要になるかもしれません」と話した。
 十九日に着聖した梶谷副領事は北海道出身で現在三十六歳。佐藤領事と同じく法務省民事局からの出向となる。「実際にいろいろな方の声を直接聞いて、どういった事が求められているのかを認識していきたい」と抱負を語り、来年の日本移民百周年についても「(百周年は)記念の区切りの行事。何か力になれることがあれば積極的にやっていきたい」と話した。