2007年3月23日付け
【エスタード・デ・サンパウロ紙九日】例年米国のフォーブス誌が発表する世界の資産家リストに、今年はブラジルから史上最多となる十九人がランキング入りを果たした。昨年は十七人だった。
ランキングは世界中で一〇億ドル以上の資産を有するいわゆる大金持ちで、トップは十三年連続となるマイクロソフト創立者のビル・ゲート氏(米国)で資産は五六〇億ドル。二位はメガ投資で知られるバークシャイアー社経営のワーレン・ブッフェ氏(米国)で、五二〇億ドルとトップに肉迫している。三位はメキシコのテルメックスのオーナーのヘル氏で四九〇億ドルだった。
ブラジルのトップは世界一一九位のサフラ氏(サフラ銀行)で六〇億ドル、次いで一六五位の清涼飲料水、ビールのAmBev社のレマン氏の四九億ドル。注目されるのがエタノール最大手のコザン社のメロ氏で、二〇億ドルで初のランキング入りを果たした。
国別ではアメリカが最多の四一五人、ドイツが五五人、途上国のロシアが五三人だった。中南米ではブラジルに次いでメキシコが十人、チリが三人、コロンビアとベネズェラがそれぞれ二人、アルゼンチンが一人だった。