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タレント議員が毒舌三昧=1年生の潔白維持できるか

2007年3月23日付け

 【エスタード・デ・サンパウロ紙十八日】スタイリストからテレビの司会者として人気を博し、昨年十月の総選挙で圧倒的な支持を集めて下議に上位当選を果たしたクロードビル下議が、国会での印象を語り注目を集めた。
 同下議はテレビ司会者時代の毒舌で国会を斬って捨てる発言を行った。国会は嘘つきの集団が形成する構図だとした上で、中央市場(メルカドン)での売買の様子と類似しており、ただその違いは中央市場では個人の金が消費されるのに国会では国民の税金が使われていることだと決めつけた。さらに国会議員の多くが職権を乱用し、あるいは政党をバックにして恋愛行為に夢中になっているとし、その証拠に国会の廊下に美人が多数たむろしていると指摘した。
 また一部で噂されている次回のサンパウロ市長選挙への出馬については否定した上で、政党(PTC)の醜い政治かけひきによる意向だと強調した。
 同下議の批判は一部で朱に交われば赤くなるとの声が聞かれる中で、一年生議員の潔白が維持できるか注目されている。