2007年3月24日付け
【エスタード・デ・サンパウロ紙二十三日】ペルナンブッコ州の寒村カノティーニァ市(州都レシフェ市から二二三キロ)で、インターネットを悪用し中傷記事を流していたグループが摘発され、裁判所はこのサイトへのアクセスを禁止する仮処分を言い渡した。
オルクッチと呼ばれるサイトはプライベートなものだが、同サイトの根も葉もない中傷記事に対し、関係者や利用者から苦情が出ていた。写真も無断で掲載されるという悪質なものだった。
これに先立ち、ミナス・ジェライス州ジャクチンガ市でも十九日、同様の措置が取られていたことが明るみとなった。このサイトでは街の話題として一般住民の中傷記事を掲載したほか、定期的に複数の顔写真を載せて「ミス売春婦」として利用者に投票させていた。ミスに選ばれた十四歳で一女の母が訴えた。
またパラナ州ポンタ・グロッサ市(クリチーバから一二〇キロ)で十九歳の男子学生が自殺した件で、同地警察ではサイトの度重なる中傷記事によるいじめが原因とみて捜査している。証言によると、いじめは極度のもので、さらに自殺の方法が車内での一酸化炭素中毒死で、これも同じサイトで紹介されたものだった。