2007年3月24日付け
比嘉エバリスト神父は、浜松市でグルッポ・エスペランサ(希望)というボランティア団体の代表として九五年以降、毎週末、路上生活をする日本人約百二十人へおにぎり、野菜、スープ、お茶、衣類などを支給する活動をしている。メンバー大半はブラジル人だという。在日ブラジル人の福祉向上に顕著な功績があったとして、〇二年にブラジル政府からリオ・ブランコ勲章が授与された。
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福祉センター建設案を着々と進めている援協。そもそも同会の運営が順調なのは、州や市から福祉団体として無税措置を得ているからだ。同会は現在、半年間の期限で無税許可の仮認証を受けている。しかし今後、この無税申請が受理されないようなことにあったら、毎年、数百万レアルの大金が援協に税金として課せられる。そうなったら、福祉センター建設案はもとより、援協の存続自体も危うくなる。〃運営の命綱〃を失わないために、援協にはこれまで以上に慎重な経営が求められそうだ。