ブラジル国内ニュース(アーカイブ)
パスコアの空の便は…?=管制官らはスト入りしないと
2007年4月4日付け
【エスタード・デ・サンパウロ紙三日】空軍航空管制官のストライキに端を発した空港の混乱が一段落した二日、空軍の管制官らはパスコア(復活祭)の連休(六日から九日)にはストを実施しない方針を明らかにした。
しかし、過去の約束が反古にされてきた経緯を踏まえつつ空港インフラ整備公団(Infraero)のペレイラ総裁は、「何も保証しないのが適当であろう」と警戒心を緩めていない。
さらに、空軍の管轄下にある民間管制官一五四人は、業務停止は行わないとしながら今後十五日間はストに準じた体制で業務を行うと発表、三日に行われる予定の政府代表者と管制官リーダーとの会合を控え、政府に圧力を掛けている。
航空各社も政府の状況打開に期待せず、発着遅れに対する準備を進めている。国内最大手のTAM航空は五日以降、主要空港に予備の旅客機三機を待機、社員五八〇人を臨時出勤させる態勢を整えている。BRA、GOL、オーシャンエアー各社も非常態勢を敷き、不測の事態に備えている。
祝日や連休の稼ぎ時に運航に混乱を来たすことは、航空会社を始め旅行業界に大打撃を与える。昨年九月末のGOL航空旅客機墜落事故以後多発した、管制トラブルに起因する混乱により、旅行業界は売上が四〇%減少、損失額は約二〇〇〇万レアルに上るという。パスコア期間の売上も前年比一〇%から一五%落ち込むと見通しは悲観的だ。