トレンド

2007年4月4日付け

 カカウ栽培者の天敵「魔法使いの箒(ほうき)」病が偶然、解決された。ナタで木肌を叩き鋸でスジを入れる。剪定と尿素の施肥は雨季に入る前、早めに行う。雨季に入ったら配合肥料を一つかみずつ根元に投じる。これで病原菌を退治できるそうだ。
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 リンパ腺の排液を促すマッサージでお尻や腹部のぜい肉を減らす仕事が、大繁盛している。力の要る作業だが、職員は女性ばかり。
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 エタノールへの海外投資が過熱気味で、国際価格の暴落が懸念されている。それにはエタノールの国家戦略とルールづくりを急ぐこと。米国がエタノールの研究に莫大な研究費をつぎ込んでいるので、画期的エタノールの生産法が出現する可能性は否定できない。
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 フルラン前産業開発相は、後任を金融部門から起用したことで不満をもらした。輸出を奨励するには生産部門の出身が理想だ。監督はプレーが上手なペレーより、チーム編成が上手な人材がよいとコメントした。
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 ゼネコンのTecnisaは、アグア・ブランカ区のライフ・ラインを含めた都市計画を皮切りに、サンパウロ市全域で有効活用されていない地域に新区造成で挑戦すると発表した。同社はそのため株式を上場した。
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 ロドリゲス前農相は、小泉前首相と米大統領の弟ジェブ・ブッシュ氏を招き、エタノール混入によるガソリン消費の削減を奨励する国際エタノール協会を立ち上げた。日銀と国際協力銀行は、ブラジルのエタノール増産とサトウキビ栽培の拡張、研究開発に資金協力することを快諾した。