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空港格納庫の屋根吹き飛ぶ=熱帯性サイクロンが突発=民家5軒を直撃、3人けが=サンパウロ市
2007年4月5日付け
【エスタード・デ・サンパウロ紙四日】サンパウロ市南部地区で三日午後、熱帯性サイクロンが突如発生、大混乱をきたした。雷をともなった集中豪雨とともに、時速一〇八キロの暴風が襲った。これによりコンゴーニャス空港の機体格納庫の屋根が吹き飛ばされ、民家を直撃した。
この事故で三人が軽傷を負った。また五十一カ所で街路樹が倒れ、九カ所で出水騒ぎとなった。さらに十九万世帯以上が停電となり、一部では断水となった。このため信号が作動せず、交通は渋滞で混雑した。
サイクロンは熱帯性高気圧の乾燥した空気に寒波をともなった低気圧が流れ込んで暴風雨が発生する現象で、サンパウロ市南部では三日午後三時ごろ、一時間半に気温が三十一度から十七度に急低下した。さらに午後五時から十分間で八度低下した。これにより二〇〇回以上の落雷をともなった激しい雨となり、最大瞬間風速は時速一〇八キロに達した。
これによりコンゴーニャス空港では四社の格納庫の屋根が吹き飛ばされ、二〇〇メートルも離れた民家五軒を直撃した。屋根はすべて鉄製だったため民家の損傷は大きく、三人が負傷した。住民らは民家が倒壊する恐れがあるため、近くのホテルに収用されて避難生活を送っている。また二機の小型飛行機と五機のヘリコプターが風にあおられて互いに接触して損傷した。
サンパウロ市当局は豪雨による注意報を発令した。午後五時過ぎには暴風雨は収まったものの、市内は一〇三キロの渋滞と平常の八五キロの二〇%増となった。
また送電線二カ所に落雷があったため九区で停電となり、復旧が早くて午後十時、未明になった所もあった。これで信号が作動せずさらに渋滞に拍車がかかった。