ホーム | ブラジル国内ニュース(アーカイブ) | 商店主らと軍警衝突=偽造品取締りで放水、投石=サンパウロ市

商店主らと軍警衝突=偽造品取締りで放水、投石=サンパウロ市

2007年4月5日付け

 【エスタード・デ・サンパウロ紙四日】サンパウロ市民の買物のメッカとされる通称三月二十五日街のショッピングセンターで三日、軍警と商店主および従業員が衝突する騒動が発生した。幸いケガ人は出なかった。中国系ブラジル人三人を含む六人が拘束されたが、同日夜に釈放された。
 軍警五十人からなる偽造製品取締り部隊が捜査のために同ショッピングセンターを閉鎖したことに商店主らが反発したもので、群衆一〇〇人以上はほとんど中国系で占められた。騒ぎはフロレンシオ・デ・アブレウ街にも広がり、ショッピングセンターや商店内に入ろうとする群衆と、これを阻止する警官隊とモミ合いになった。
 商店側では警官が商品のみならず現金も盗み出すと口々に抗議した。警官側が群衆を追い払うために放水を始めたことで、群衆側も物品を投げつける展開となった。軍警側が閉鎖を解除したことで騒動は収まった。トラック三台分の偽造品が押収された。