2007年4月5日付け
ブラジル弁護士会(OAB)の会長選挙で現会長のブリット氏は、一会員から質問された。
「軍事政権が設立された一九六四年、セザル・ブリット氏はどこで何をしていたのですか」
「私は一九六四年、母の胸でオッパイを飲んでいました。それでも揺りかごから軍政反対と泣き叫びました。なにしろ一九六二年生まれですから」
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ルピ新労働相は三日、就任式で労働法(CLT)の改正は行わないと言明した。労働者の権利を減らすことは自党(民主労働党=PDT)の方針に反するとし、正規雇用の促進には税制改革が有効だと主張した。
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連邦警察は三日、サンパウロ州アララクアラ市で国際麻薬組織を摘発、三十一人を逮捕し、コカイン二〇〇キロに高級車などを押収した。同州地方部で麻薬密売の八〇%を牛耳る組織は、ボリビアから密輸した麻薬をサンパウロ市モオッカ区の秘密工場で精製後に売りさばき、月二〇〇万レアルを荒稼ぎしていた。
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サンパウロ市内の私立小学校教諭(55)と息子(25)が三日、偽造クレジットカードで一万レアルのプラズマテレビを購入した疑いで、南部ジャルジン・マラジョアーラ区の自宅で現行犯逮捕された。息子はもう一人の男から買った偽造カードを使い、商品を購入しては転売していたことを認めた。
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サンパウロ市東部イタケーラ区で三月二十九日、工場経営者の男(25)が熱した油を妻の顔などにかけた後、姿をくらました。被害者は二度のやけどで入院中。夫婦は結婚生活五年で子供は二人。男は嫉妬深く、妻がミニスカートをはいていたのを見ていらだち、油を投げつけたという。