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好評、きりたんぽ=秋田郷土食、賞味する祭り

2007年4月5日付け

 秋田県人会(石川準二会長)のきりたんぽ祭りが、三月三十一日、V・マリアナ区の同会会館で開催され、用意した百三十食がほとんど売り切れる好評ぶりだった。
 今回の祭りは、七月に開催される県連主催の日本祭りのリハーサルをかねていると石川会長。昨年、同県人会が同祭に参加しなかったところ、「きりたんぽ鍋の出店を是非」と要望する声が多かったという。
 出し汁は市場の二倍近い値段の鶏肉を使い、味付けは醤油であっさり。きりたんぽはウルグアイ産の「秋田こまち」にもち米を混ぜたもので、粘りが出されていた。三日前から婦人部が手分けして準備をした。
 石川会長は「きりたんぽは手間がかかるし、材料費も高くて原価を割りそうですが、祭りを通して会員の親睦が深まってくれれば嬉しい」と笑顔で話していた。