ブラジル国内ニュース(アーカイブ)
歩行中の高齢者5人はねる=2人死亡、運転者の女性逮捕=サンパウロ州
2007年4月6日付け
【エスタード・デ・サンパウロ紙五日】サンパウロ州ジャウー市で三日午後、三菱製パジェロ車を運転していた女性(51)が一方通行の反対車線に侵入、歩行中の五人をはね飛ばす事故を引き起こした。被害者はいずれも高齢者で、二人が死亡した。残り三人は病院に収容されたが命に別条はない模様。
警察の調べによると、女性運転手は同市中心街を猛スピードで走行中、路上駐車をしようとしていたフスカ車と接触事故を起こした。その現場から逃れるために近くの一方通行の街路に反対側から侵入した。
その折、たまたま教会のミサを終えて歩行していた五人の列に突っ込んではね飛ばし、さらに三台の停車中の車に接触した後、街路樹に衝突して停車した。被害者の五人のうち、六十五歳の女性が現場で死亡、七十七歳の男性が収容先の病院で死亡した。
運転していた女性は、過失致死(重罪)、道交法違反の疑いで現行犯逮捕されたが、保釈金四五〇〇レアルを支払って釈放された。自宅からの公判出頭となる。