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コーロル元大統領政界復帰=最高裁で無罪と強気の態度

2007年4月6日付け

 【エスタード・デ・サンパウロ紙三月二十二日】一九九二年に時の大統領で汚職の罪に問われてインピーチメント(罷免)されたコーロル元大統領がアラゴアス州選出の上院議員として政界にカムバックした。
 コーロル上議は二十一日、ルーラ大統領の特別の招きで、懐かしのプラナルト宮に足を踏み入れ、アレンカール副大統領ともども会談した。会談前に同上議は、インピーチメントは冤罪だとし、最高裁で無罪を勝ち取ったことを強調し、昔の政敵の発言には耳を傾けないと強気の態度を示した。
 大統領との会談を終えた同上議は所属するブラジル労働党(PTB)が連立政権であることから、大統領親派の態度を強調した。その上でルーラ大統領は昔のことに一切触れず、和気あいあいの会談だったと語った。ルーラ大統領は会談についてコメントしなかった。