2007年4月11日付け
サンパウロ州を中心に六百のホテルが加盟するABIH(サンパウロ州ホテル産業協会、マウリシオ・ベルナルジーノ会長)の新理事に、若手日系人で、ロレーナ・ホテルの経営マネージメントを担当する大森ブルーノさん(29)が就任した。サンパウロ市内の世界貿易センター内で、去る三月十六日、就任披露式が開かれ、ホテル経営者など約百人が参加した。
ブルーノさんは同協会の副代表を務める大森カルロスさんの次男。イギリスに語学留学し、アメリカのマッケンシー大学を卒業したあと、MBAを取得。現在は父親のホテルで、経営マネージメントを担当している。
ブルーノさんは就任にあたり、「協会を会社のように組織し、ホテル業界全体を盛り上げたい」と意欲をみせる。来年の移民百周年に関連しては、加盟ホテル内で連携し、カラオケ大会を実施するなどして、「ホテル利用者に日本文化を紹介できたら」と話している。
カルロスさんによれば、同協会は三年ほど前からサンパウロ州内のビジネスホテルなどが加わり、加盟数が三百から六百に倍増したという。