2007年4月12日付け
ブラジル農務省筋によれば、小泉純一郎前首相からロベルト・ロドリゲス元ブラジル農相(現Fiespアグリビジネス上級審議会議長)のもとに十日、米州エタノール委員会の共同代表への参加を正式に受諾する文書が届いた。
米フロリダ州マイアミの本部を置く「米州エタノール委員会」は、ガソリンの代替燃料としてバイオ燃料エタノールの普及を目指して、米国とブラジル、米州開発銀行により、昨年十二月に発足した団体。
創立署名者の一人、ジョン・ブッシュ・フロリダ州知事(ブッシュ大統領の弟)が来週十六~十七日にサンパウロ市とブラジリアで代替燃料としてのエタノール利用を促進するセミナーに参加するために来伯する。
また、来月二十八日には、サンパウロ市で日伯戦略的経済パートナーシップ賢人会議が開催される予定。同会議の日本側メンバーには、エタノールに詳しい槍田松瑩氏(三井物産株式会社代表取締役社長、日本経済団体連合会日伯経済委員会委員長)らもおり、伯側にはロドリゲス元農務大臣も入っていることから、エタノールなどの代替燃料に関連した話題が話し合われる可能性もある。