2007年4月13日付け
【エスタード・デ・サンパウロ紙十日】パスコア(復活祭)用商品の販売で、小売商店筋では過去五年間で最良の年となった。
金融専門情報のSERASA社の調べによると、四月二日から八日までの販売は昨年同時期対比六・四%増加した。昨年は前年(二〇〇五年)対比一・六%の落ち込みだった。サンパウロ州商業協会でもこの期間、小切手などの支払い照合が昨年対比五・二%の増加となり、特に分割払いのそれは五・九%増の高率となった。
関係者によると、今年は卵型チョコや魚のタラなどのパスコア用食料が分割払いで販売されたのが、一番の要因だと指摘している。またドル安の影響で魚介類やワインなどの輸入品の価格が下がったのも後押しとなった。
スーパーの三大手も目標を上回る販売となった。ポン・デ・アスーカル・グループはパスコア用品で平均二〇%増となった。カレフールでは当初の目標の一二%増と上回る一七%増を記録した。ウォール・マートは一五%の目標に対し、二〇%を達成、〇四年以来の活況だったと振り返る。