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「殺人株式会社」を摘発=200人以上殺した疑い=Pブッコ州

2007年4月14日付け

 【エスタード・デ・サンパウロ紙十三日】ペルナンブッコ州警察当局は連警と共同で十二日、暗殺組織の摘発作戦を展開し、二十三人を検挙した。
 当局によると、同州には種々の暗殺組織があり、中でも今回摘発の対象となったカルアル市を根城とするものは最大組織で、これまでに二〇〇人以上を殺害したとみられている。
 組織は殺人の命令者、これを取仕切る者、実行犯などで、三十一人に逮捕状が出された。実行犯は一〇〇〇レアルから五〇〇〇レアルで殺人を請負っていた。中には七人の現職軍警もおり、武器の提供や事件のもみ消しなどを担っていた。
 暗殺の目的は個人的敵対、商売仇、借金の未清算、政敵など多岐にわたる。当局では組織的な犯行につき、「まさに殺人株式会社」だとコメントしている。
 さらに組織では麻薬密輸も手がけており、連警では二カ月前から内偵を続け、殺人請負の犯罪を立件して今回の手入れとなった。

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