2007年4月17日付け
【エスタード・デ・サンパウロ紙十五日】サンパウロ州で二〇〇五年、州公務員の欠勤が一年間で五五〇万回に上り、これによる損失が二億九〇五〇万レアルに相当することが調査で明らかになった。
このうち教育局が四〇〇万回で一億六五九〇万レアル相当だった。四三%が健康上の理由によるもので、法的に認められている有給休暇を入れると財政負担は倍以上となる。
欠勤による損失換算は州政府が五二一六校を対象に支給している教育手当プランに匹敵する全額となっている。
公務員四四万四四六二人の平均欠勤率は一年間で九・八一%となっており、実質的には一人平均で一〇〇日間の実働日に対し、一〇日間休むことになる。
このうち教育局が二八万五二六一人で九・五九%。保健局が六万九一六七人で一〇・五九%、保安局が三万九五三五人で九・四四%、その他が五万四九九人で一〇・三一%となっており、まさに公務員天国の様相となっている。