2007年4月17日付け
太鼓の力を団結力に――。秋祭りに出店していた唯一の県人会、福島はその会員の、三分の一から四分の一がモジ支部に所属。天ぷらアイス、やきそばの販売にボランティアが約五十人、多い時間帯には七十人近くが集まった。
若い人が多いな~、と思えば「モジの太鼓グループの子たちが手伝ってくれて。本当よくやってくれますよ」と婦人たちから笑顔がこぼれる。
「福島は、研修生が訪日するたびに県が太鼓を一人に一個ずつ持たせたんだ。福島(県人の間)で太鼓が盛んになるのもわかる気がするよ」と、事情を知る人は訳知り顔で、うなずいた。
今年、九十周年を迎える同県人会。県側の協力を得、太鼓の人気にうまく合わせて若い県人らをよく集めてるな、と感心する。「やきそば五千食売りますよ!」と意気込んだ小島会長。記念式典にも期待したい。(稲)