2007年4月18日付け
バイオ・ディーゼル用として税制恩典を受けて栽培したヒマは、生産コストが高く、燃料用に不向きとする結論に至った。ディーゼルオイルの価格が現在、一・七五レアルであるのに対し、ヒマ油は二・八五レアルとなる。大豆油は一・五六レアルだ。
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トウモロコシの暴騰に便乗した穀物相場が、米国で未曾有のトウモロコシ作付面積激増により、先物価格が下がり始めた。
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パラー州に九〇〇〇万本のココ椰子農園を持つソココは、大豆を主原料とする飲料ソイスッコの販売を始めることになった。ブラジルで消費されるココ飲料四〇〇〇万リットルに対し、大豆飲料は一億七〇〇〇万リットルという。
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コロンビアとペルー政府は、油脂植物をコカインの代替作物とすることでブラジル政府に指導を求めた。問題は同面積で油脂植物の収入が四〇〇ドルに対し、コカインは七〇〇ドルになること。ただコカインは、政府の監督官に発見され、根を抜かれる恐れがある。
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パラナ州でトウモロコシ景気が到来。作付けは昨年比一〇%増の予想が、その後の調査で三〇%増と判明した。しかし、同州では降雨不足が心配だ。昨年は干ばつの影響で収量がヘクタール当たり三七七七キロとなった。降雨が順調なら、六五七八キロになる。
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C・Dクラス向けの電子レンジや洗濯機を製造するサンタカタリーナ州のMuellerは、イメチェンのために工業デザイナー・ハヤシと契約。透明アクリルを主体にしたグリッフ(高級ブランド)を発表する。
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パラー州ベレン市近郊の農家はマンジオカ栽培からバイオ・ディーゼル用のデンデ椰子に切り替え、収入が一〇倍に増加したと喜んでいる。
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国連環境委員会が発表した二〇五〇年の地球は深刻なもの。原因は炭酸ガスや排気ガスだけでなく、地球内部の異常活動とフォットンベルト(光磁帯)の影響が絡んでいるらしい。フォトンベルトについては、ほとんどマスコミで報道されないのが不思議。