2007年4月18日付け
日本食と日本文化を紹介するイベント「Japao a Brasileira(ブラジル風の日本)」が十五日、サンパウロ市営市場(Mercado Municipal de Sao Paulo)で始まった。
ブラジル日本移民百周年記念協会、インスティトゥート・パウロ・コバヤシ、国際交流基金などが共催する同イベント。十五日午前十一時半から行なわれたイナウグラソンには、上原幸啓百周年記念協会理事長、在聖総領事館、基金代表者のほか、ウィリアン・ウー、飯星ワルテル両連邦下院議員も訪れた。
サントアンドレ「勇進太鼓」による太鼓の演奏で幕開け。上原理事長は、「ブラジルの地で日本料理や文化が紹介できて喜ばしいこと」とあいさつ。国際交流基金の田村大吾所長補佐は「二人の日本人シェフが来て、日本料理を紹介する。ここから日本料理が発展して、きっかけになれば」と話した。
会場では、日本食の料理方法の紹介や、移民の歴史写真パネル、日本漫画、お茶の飲料場所を設置。竹を使った小物などの紹介コーナーや、日本の漫画を読んでいる子供たちの姿も見られた。
リベルダーデから訪れたという三瓶クラウジオさんは「日本や日系社会のイベントがブラジルで行われることで、日本文化が知られて嬉しい」と話していた。
各種イベントは二十二日までの期間中、午前十時から午後五時まで実施される。プログラムの詳細はホームページ(www.Japaoabrasileira.com.br)まで。