2007年4月20日付け
【エスタード・デ・サンパウロ紙十三日】連邦検察庁は十日、サンパウロ州連邦地裁に対し、サンパウロ市パウリスタ大通りにあるスタンド・センター閉鎖の仮処分執行を求める訴えを起こした。同時にセンターが借り受けている一三〇〇平米の土地の契約を無効として立ち退くことも要求した。
スタンド・センターは現在地で十年以上も営業を続けており、平常でも一日二〇〇〇人が訪れ、売上は月一〇〇〇万レアル以上となっている。電子製品が多いことから若者の人気スポットとなっている。
これに対し、検察側は密輸品と偽造品のメッカであり、不法商いのシンボルみたいなものだと決めつけている。連警では昨年、計六回の手入れを行い、二〇〇万レアル相当の非合法は製品を押収しており、片時も目を離せない不法スポットと位置づけている。
実働しているショッピング・センターの閉鎖を求める処分は初めての出来事だが、検察では密輸取締りの新しい防止策になり得るとの見方を示している。