2007年4月20日付け
日本文化と日本食を紹介するイベント「Japao a Brasileira(ブラジル風の日本)」のイナウグラソンが先週十五日、サンパウロ市営市場であった。
百周年協会の青年たちが企画、運営した催しだけに、若い世代が何を紹介したいのか、を見ることができて興味深かった。
マンガや太鼓の演奏などはうなずけるところだが、写真パネルや農機具で移民の歴史を伝えるコーナーも。惜しむらくは、説明がなかったことだろうか。
驚きだったのは、ウィリアン・ウー、飯星ワルテル両連邦議員があいさつに訪れたこと。そのネットワークにも感心させられた。
会場を駆け回る若いスタッフを尻目に市場を出ると、廃墟、トレミ・トレミの姿が。その威容が選挙を控えた文協ビルの姿と重なって見えた。 (剛)