2007年4月25日付け
【エスタード・デ・サンパウロ紙二十四日】メトロと市営路線バスの従業員がストを決行、約一時間半にわたり運行を停止したことで、サンパウロ市では二十三日早朝、七八万人が足を奪われて大混乱となった。メトロは午前四時四十分から六時までの間運行を停止、バスは始発から二時間遅れとなった。
ストは行政規制に抗議して行われたもので、メトロ労組が事前に決行をほのめかしたとは言え、確定していなかった。いっぽうでバス従業員は知らされておらず、両方とも抜き打ち的ストとなった。
労働裁判所はメトロに対しラッシュのピーク時は一〇〇%、それ以外も最低八〇%の運行を義務づけていることから、今回のストは違法とみている。違法と判断されると、一日当り一〇万レアルの罰金が課せられる。
ストによりサンパウロ市は今年三番目となる渋滞に陥った。午前九時の渋滞は一二〇キロに及んだ。通常は一〇五キロの状態。