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母の日控えて商戦白熱=24回払いローンもお目見え

2007年4月28日付け

 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十一日】年間を通じて最もプレゼント用品が売れる母の日を控えて商戦が白熱している。月賦支払い期間の長期化が定番となった中で、二十四回払いがお目見得して消費者の購買意欲をそそっている。今年母の日のプレゼントを買うと、二年後の二〇〇九年の母の日に支払いが完了することになる。
 サンパウロ州商業連盟は今年の販売を昨年対比五%増とし、ショッピング商店協会は一〇%増を見込んでいる。サンパウロ州市民の六二%が何らかの借金を抱えているとの調査結果が出たにもかかわらず、両機関とも不払いに不安はないとみている。今年二カ月間で所得が平均八・一%上昇したのが要因となっている。
 先陣を切って二十四回払いを実施したのがカーザ・バイアとスーパーのエストラで、自社カードで均等払いとしている。エストラは食料品に至るまで、すべての商品に適用、下層階級の客を狙っている。電気製品のポント・フリオは十二回払いを維持しているものの、一五〇レアル買い上げ毎にクーポン券を提供、カリブ海旅行の抽選を行う。プレゼントに加え海外旅行で客を引き付けようというもの。