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「さむらいの日」に学ぶ=サンパウロ市市民、公園で古武道を

2007年4月28日付け

 サンパウロ市が制定した「さむらいの日」の二十四日正午から午後二時半まで、イビラプエラ公園の日本館で、さむらい文化紹介と古武道に関するワークショップが市民対象に行われた。催しは、二天武道研究所(岸川ジョージ主宰)の主催。「さむらい日」は岸川主宰の誕生日である。
 岸川主宰のこの日のメッセージは、簡潔だった。「一年一回の『さむらいの日』は、わたちたちにとって、武士のもっとも好ましい精神、つまり勇気、忍耐、誠実、正直、(他者に対する)憐れみの心、慈愛などを思い起こさせ、自身のなかにそれらを養わなければならないという気持ちを起こさせる」。
 ワークショップで初心者は、木刀を手に、二天一流の型を学んだ。二天武道研究所のインストラクターたちは、ていねいに指導した。
 若い女性は「アウラはとてもよかった。さむらい文化はアルテというより、わたしにとっては人生の指針だ」感想を述べた。
 来賓たちは、剣術、棒術、居合、杖術、鎖鎌、薙刀、柔術のデモンストラソンを目の当たりにした。それらは二天一流、水鴎流、香取神道流、神道夢想流などといった古武道の流派の名とともに紹介された。
 来賓は、武田幸子副領事、マウリシオ・フレイレ、エジソン中村両デレガード、羽藤ジョージ市議、ロベルト・セキヤ・ウイリアンウー下議代理らであった。