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大学裏口入学をあっ旋=身代わり受験や転校の便宜

2007年5月3日付け

 【エスタード・デ・サンパウロ紙一日】連警は三十日、大学の裏口入学をあっ旋していた七人を逮捕し、逃亡中の二人を全国に指名手配した。
 一味は大学の入試に身代り受験させたり、私立大学から公立へ転校の便宜を計り、学生から代金を徴収していた。代金は学部により異なるが、二万五〇〇〇レアルから七万レアルで、二〇〇四年以降、二〇件で総額五〇万レアルを荒稼ぎしていた。
 一味は主にフォルタレーザ大学やセアラ大学に在学している学生数人を身代りに仕立てて受験させ、合格の暁には六〇〇〇レアルを支払っていた。
 連警は密告をもとに昨年八月から内偵を開始、盗聴や銀行口座開示で立件した。一味は詐欺、公文書偽造、犯罪組織結成の罪で書類送検される。