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今年は衛生面に注意=県連日本祭=代表者会議で呼びかけ

2007年5月3日付け

 ブラジル日本都道府県人会連合会(松尾治会長)の四月度代表者会議が二十六日、文協ビル会議室で開かれた。七月に控えたフェスティバル・ド・ジャポン(日本祭)について、今年は衛生局の指導が厳しくなる見通しであることが報告されたほか、八月に日本語の弁論大会を開催予定であることなどを報告。この日はまた、月会費を五月から十レアル上げて百レアルにすることが承認された。
 今年七月に予定されている第十回フェスティバル・ド・ジャポン。会議では加藤恵久実行委員長が、現在スポンサー企業と交渉を進めている段階と報告した。
 財務担当の大西博巳副会長によれば、具体的な準備を始めたのは四月中ごろだという。大西氏はまた、新規スポンサー開拓の意向も示し「県人会で親しい企業などあれば紹介してほしい」と呼びかけた。
 今年のテーマ「日本の美」については、当初の企画である各都道府県の紹介に加え、日系人が貢献したブラジルの農業を紹介する計画もある。コチア青年連絡協議会のほか、アチバイア、モジ文協などの参加が見込まれている。このほか、Sebrae(小・零細企業支援サービス)によるデカセギ向けセミナーを行なう交渉も進めているという。
 昨年のフェスティバル終了後問題になった市衛生局からの指導について加藤委員長は、「今年は厳しくなる」と見通しを語った。対策として、今月から数回各ブロック別に衛生局を交えた集まりを設ける考えを明らかにし、各県人会に対し出席を求めた。
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 またこの日は、七月十八日からサンパウロ市で開かれる汎米・海外日系人大会について、矢野崇敬パンアメリカンブラジル日系人協会長が各県人会に出席を呼びかけ。また、ふるさと創生協会の菊池義治副会長も会場を訪れ「地域リーダー交流事業」への協力を求めた。
 この事業は百周年事業としてふるさと創生協会(志村豊弘会長)、県連、文協が進めているもの。〇八年に日本から百人を迎え、その後ブラジルから二百人を日本に派遣する計画だ。
 菊池副会長は、今月訪日して外務省や知事会などの関係機関と交渉を進める予定であると報告。その上で、事業実現には都道府県国際課の協力が欠かせないとして、各県人会に母県への働きかけを要請した。
 このほか執行部から、今年八月に県連とASEBEXが共催で日本語の弁論大会を開催する予定であることが報告された。テーマの候補は「日系人にとっての百周年」。八月二十六日の開催を予定しているという。