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汎米・海外日系人合同大会=作家や退役軍人の集いも=分科会の一部明らかに

2007年5月5日付け

 七月十八日から二十一日までサンパウロ市で行われる第十四回パンアメリカン日系人大会と第四十八回海外日系人大会の合同大会に関して、四日午前、記者会見が行われ、分科会の内容が一部決定したことなどが発表された。各国からは日系人作家や退役軍人も集まり、それぞれ交流会を行うことも明らかにされた。
 分科会のテーマの一つ、「海外日系人の日本国籍留保」では、世界経済の自由化や国際化に伴い国際結婚が増えており、日本でも重国籍を考える時期に来ているとの課題を検討する。日本はこの問題をいかに受け止め、考え、国籍とは一体何なのかを問う。
 「弁護士会」では、ブラジルならではの独特な問題や処理の仕方、考え方などをまず報告。そのほか、日本における財産贈与などの問題対処方法などについて話し合う。
 「女性の社会進出」では日系人女性が社会にどれぐらいの影響を与え、活躍しているのかを確かめ合う。アメリカやパラグアイから日系人として社会で活躍している女性の体験報告をみんなで聞く。
 「日本の歌の影響」では、歌を通じて世界の平和を実現していくことについて考える。コロニアにおいて歌はどう変遷してきたか。一世(親など)から日本の歌を聞くことによって、二世以降に何が受け継がれてきているのか、などを話し合う。
 この他にも七つの分科会が開催されるが、詳しい内容は現段階では未定。