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犯罪組織のボスを移送=懲罰房から一般刑務所へ

2007年5月10日付け

 【エスタード・デ・サンパウロ紙九日】犯罪組織、州都第一コマンド(PCC)の頭領格とされる通称マルコラが八日、特別監視付きの懲罰房での三六〇日間の刑期を終えて一般服役待遇の収監に戻った。
 それまでのプレジデンテ・ベルナルデス市の凶悪犯収容刑務所からプレジデンテ・ベンセスラウ市の一般刑務所に移送された。懲罰の期限切れにともない、この期間中問題を起こさなかったことから、裁判所が移送を命じた。
 プ・ベンセスラウ刑務所では警備を強化するとともに、マルコラの行動をモニターで監視する。PCCの活動を食い止めるのが目的だが、PCCは容易に尻尾を出さないと関係者は見ている。
 マルコラは当初十日間は弁護士の接見のみだが、その後は家族との面会や二時間にわたる日光浴が許可されるため、他のPCCメンバーとの接触が容易となる。同刑務所は七七六人が収用されているが、半数がPCCメンバーとなっている。

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