2007年5月11日付け
【エスタード・デ・サンパウロ紙十日】議員同士のケンカが高じて九日の国会審議がストップするというお粗末な事態に陥った。
ケンカしたのはジオゴ女性議員とタレントのクロードヴィル議員で、議場の片隅で口論となりクロードヴィル議員が「ブス」とののしったことにジオゴ議員が激怒、国会規律委員長に議員権はく奪を訴えた。
同議員は泣きわめき、血圧が上がって医務班が手当する事態に。これに議場の女性議員が賛同し、委員長席に詰め寄ったため議場は騒然となった。
さらに女性議員がクロードヴィル議員の退場を求めたことで国対委員長もこれに同意、興奮が冷めるまで退席を勧めた。クロードヴィル議員は悪びれる様子もなく退席。記者団のインタビューに応じ、本当のことを言ったまでだと平然としていた。
二人の関係は、クロードヴィル議員が出演したテレビで女性を侮辱する発言をしたとしてジオゴ議員が謝罪を求め、十五日前から険悪なものになっていた。