2007年5月16日付け
【エスタード・デ・サンパウロ紙十五日】昨年の冬の期間、サンパウロ市都市圏内の大気汚染が過去十年間で最悪となり、不快指数が上昇した。とくに七月と八月は六〇%が公害規制を上回った。昨年一年間では三二%と指数のほぼ三分の一が「不快」だった。二〇〇五年は二九%だった。
環境浄化技術公社(CETESB)の報告書によると、汚染の最大の原因は圏内を走行する七三〇万台の自動車の排気ガスで、中でも一酸化炭素は二三〇万トンに及ぶ公害物質の六五・四%を占めた。メタンガスなどの炭化水素は一六%だった。
排気ガスの限度オーバーはサンカエターノ市で四回、タボン・ダ・セーラ市で三回記録された。オゾン(O3)の限度オーバーは一六八回を超えた。これらの公害は目をチカチカさせたり、呼吸器障害を引き起こしたりする。