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コラム オーリャ!

2007年5月18日付け

 来年百周年を迎えるにあたり、様々な歴史検証の必要性が取り沙汰されている。
 ブラジル日本移民史料館は来月、大武和三郎、隈部三郎らに焦点をあて、「笠戸丸以前の渡航者たち」と題し、特別企画展を開く。
 日本移民神代の時代といえば、一八〇三年にサンタ・カタリーナに漂着した陸奥人四人。彼らの経験は仙台藩主の命により、蘭学者の大槻玄沢が「環海異聞」にまとめている。
 本紙七面で連載中の世界徒歩旅行家、岡田芳太郎、二十世紀初頭に一人世界を徒歩旅行というのだから、その時代にしては大冒険だったろう。
 こういう痛快な日本人がいたことは胸のすく思いだが、資料がほとんどないのが事実。
 岡田について何か情報をお持ちの方はニッケイ新聞編集部(11・3208・3977)までご連絡ください。 (剛)