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10人に7人は日曜に買い物=ますます忙しくなった平日

2007年5月24日付け

 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙二十三日】調査会社Ibopeが買い物について実施した聞き取り調査で、消費者の七三%が日曜日に買い物をしていることが明らかとなった。二〇〇三年の前回調査では五九%だった。
 小売業界団体の依頼を受けてIbopeは今年四月に全国七州都(サンパウロ、リオデジャネイロ、ベロ・オリゾンテ、ブラジリア、サルバドール、レシフェ、クリチーバ)の三一五〇人を対象に調査を実施し、結果を二十二日に発表した。
 都市別では、サンパウロ市とブラジリア市が七八%と最も高く、ベロ・オリゾンテ市(五八%)が最も低かった。所得層別では、A・Bクラス八一%、Cクラス七六%、D・Eクラス六三%だった。また、日曜日に働いている人の六九%が同じ日に買い物をしていた。
 日曜日に買い物をする理由(複数回答)は、平日は時間がない(五二%)、日曜日は人ごみが少ない(二一%)、接客が良い(一九%)、家族全員でできる(一二%)が上位を占めた。
 小売業従業員の日曜出勤は、一九九七年十一月に施行された連邦令で認められた。ただし代休の他、四週間に一度は日曜日を休日にするなどの補償措置を義務付けている。業界団体と組合代表は二十三日にブラジリアで会合を開き、日曜出勤について話し合う予定。団体代表者は売上の三八%を週末が、一二%を日曜日が占めるとして、日曜出勤への柔軟な対応を組合側に求める方針を示している。