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警官2人も人質に=バール強盗、客30人に加え=サンパウロ市

2007年5月26日付け

 【フオーリャ・デ・サンパウロ紙十九日】サンパウロ市南部ジャルジン・ミリアン区で十七日午後十時半ごろ、三人組がバールに侵入、客ら三十人を人質とした上で、買い物に寄ったパトロール中の警官二人も人質にするという大胆な事件が発生した。
 現場はフランシスコ・デ・アルバレンガ街とクペセ大通りの角で、州立校の前で折しも下校時で学生らが行き交っていた。警官らは三人のパトロール隊で、うち二人がバールに水を買い求めに入ったところを人質にされた。
 三人組は店の金や客の金品を奪って逃走した。外で待機したパトカーを運転していた警官は犯行に気がつかなかった。パトカーは犯人の後を追ったが見失った。
 警察当局は警官が無抵抗だったことを賞賛している。三十人の人質のほかに学生が多数路上にいたため、犯人らを刺激していたら惨事につながるところだったとコメントしている。被害にあった市民らは、警察も太刀打ちできない無法ぶりにとまどいを隠せないでいる。