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管制塔と操縦士の交信妨害=海賊ラジオ電波で離着陸停止

2007年5月31日付け

 【エスタード・デ・サンパウロ紙三十日】サンパウロ市のコンゴーニャス空港とグアルーリョス市のサンパウロ国際空港(クンビッカ空港)で二十九日、海賊版ラジオの電波障害で、管制塔とパイロットとの間の交信が妨げられ、離着陸が停止する事態が発生した。停止期間は午前九時五〇分から六分間だったものの、当局は大惨事を招きかねないとして一時閉鎖を決めた。
 法令は一〇八MHSから一三六MHSの範囲は航空機専用と規定しているが、海賊版のアマ無線士はこれを順守していない。電波不法侵入は昨年、全国で一六〇二件発生、今月は一七一件の発生を見た。今回の事態で電波局検査官が急行したが、すぐに打ち切られたため発信元は確認できなかった。