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援協役員会報告=友好病院に新しい機器=脳内血管映し出すMRI=会員1万7千800人余に

2007年5月31日付け

 サンパウロ日伯援護協会は、二十四日午前十一時半から、本部会議室で五月定例役員会を行った。席上、日伯友好病院による米国からの大きな買い物の報告があった。MRIという医療機器で、脳内血管の詰まりを映し出すという。今後の診療に威力を発揮しそうだ。また援協会員は順調に拡大、五月中に一万七千八百人を超えることが明らかになった。
 開会あいさつで、森口イナシオ会長は「援協全体で考えて、みんなで協力し合あっていきたい」と基本方針を再確認した。
 席上、昨年十二月に注文したMRI「エマラエン」一台が二十三日に、アメリカから届いたと報告があった。MRI(磁気共鳴イメージング装置)は、人間の脳の中や血管の血詰まりがレントゲンや内視鏡では診察できないところを詳しく映し出す機械。日本円で約一億円で、友好病院として初めての購入。今年末か、来年始めに、CTスキャンを購入する予定で、いま検討の段階であるという。
 議事では、寄付された不動産の売却についての承認があった。
 また、毎年、在サンパウロ日本総領事館(日本政府)は、百歳になる人を表彰する。平成十九年度・老人の日記念百歳の高齢者表彰式があるので、該当者を探している。六月八日までに身分確認のためにパスポートのコピーなどを集めたい、と協力を呼びかけた。
 二〇〇七年四月総合会計報告と事務局の報告で、四月は百四十三人が新たに会員となり、五月も(二十三日現在)百十四人が入会した。合計で約一万七千八百人となった。
 各部報告によれば、あけぼのホームでは、現在は井戸水が足りているが、足りなくなったときに対策がない、と指摘があった。イペランジャホームは梅の木を八十本寄付してもらった。
 日伯友好病院報告書では、風邪の予防接種を毎年実施していて、今年は四月二十三日から五月五日の間で実施。合計三千百四人が接種をした。