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老夫婦殺害犯を逮捕=被害者宅の庭に埋める=サンパウロ市

2007年6月1日付け

 【エスタード・デ・サンパウロ紙三十一日】サンパウロ市警察はサンパウロ市内東部グラシオザ区で二十九日、老夫婦を殺害して庭に埋めた夫婦を強盗殺人、死体遺棄の疑いで逮捕した。老夫婦は手を後方で縛られ、頭にポリ袋をかぶせられて庭に埋められていた。体には無数の暴行の跡があった。警察では死因をポリ袋による窒息死とみている。
 容疑者の夫婦は同家に居候をしていた模様で、老夫婦の現金を奪った上で殺害したとみられている。さらに地権などを偽造し、家を売り払って高飛びする計画だったとし、詐欺罪も適用される。
 事件が発覚したのは老夫婦の孫が訪ねて来て異変に気づき、警察に通報したことによる。
 犯人の男は老夫婦の二十年来の知友で、実の娘を強姦して逮捕されるまで同家に間借りしていた。四月に監視付き仮釈放となり、再び同家に身を寄せていた。老夫婦は交通事故で死亡した息子の生命保険の金など現金を家に蓄えていたが、ほとんど見当たらず、犯人夫婦が盗ったとみられている。