2007年6月2日付け
【エスタード・デ・サンパウロ紙二十七日】マット・グロッソ州ロンドノポリス市(クイアバ市から二一〇キロ)で二十六日、バスジャックが起きたと想定し人質奪還のための軍警の予行演習中に実弾が発射され、演習に参加した十三歳の少年が死亡、ほかの九人が重軽傷を負う不測の事態が発生した。
演習は五〇〇人以上の市民が見守る中で行われ、バスジャック犯人一味と交渉役に二組に分かれた軍警の間で銃撃戦が展開された。銃弾はゴム弾を使用する手はずになっていたのが、誤って実弾が装填された。このため人質役としてバスに乗り込んでいた少年と被害者らが被弾した。
同州軍警および保安当局は演習に参加した軍警を拘束し、責任の所在を突き止め、厳罰に処するとの声明を発表した。